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アンギアリの戦い

2008.05.03.Sat.10:11
4/30日に日本テレビ系列で放映された、「ダイワハウススペシャル 天才ダ・ヴィンチ 伝説の巨大壁画発見!」を録画していて、昨晩やっと観ました。

「アンギアリの戦い」というダ・ヴィンチの伝説の壁画があり、フィレンツェ市庁舎ベッキオ宮五百人広間にあったとされる。その昔、ダ・ヴィンチが完成に失敗してそのまま放置。50年後、その上から別の画家が塗りつぶしたとされて500年。しかし、30年前から研究を続けられてきたセラチーニ博士の努力が実り、巨匠の隠されていた伝説の壁画が解明されつつある・・・。

絵画好きとしては、大いに刺激的です。
伝説の壁画の前に、前振りでこんなんやってました。

1、「モナリザ」について
・モナリザの背景は、実在する場所だった。

これには驚き。実在しない、空想上の背景だと言われていたり、実はもっと大きな絵だったものが、トリミングされて、わけの分からないものになったとかっていう説がありましたからね。

・モナリザのモデルは、ジョコンダ夫人で確定。
これはいまさら。そもそも、モナリザの別名は「ラ・ジョコンダ」だものな。

・モナリザには眉があった。
期待していたのだけど、はっきり言って、無いほうがいい。
薄く描かれた跡があって、経年変化で消えたのでは?とか言われていたけど、これはダ・ヴィンチ自身が消したのが正解じゃないかな?
あの眉じゃ、美的感覚を疑いますw

2、「最後の晩餐」には音譜が隠されていた。
うーん、ダ・ヴィンチは音楽家であったのは確かだけど、こじつけクサイなあw
マジだったとしても、えなりに演奏させるのはありえねー><

3、ダ・ヴィンチの発明は実現可能だった。
ここ、もっと見たかったです。ヘリコプターとか、オーニソプター(はばたき飛行機)とか。

さてさて、問題の「伝説の巨大壁画ですが・・・。


壁画の中心部分はルーベンスの模写が残っており、こんな感じです。
ほかの部分も、ミケランジェロや後世の画家の模写や、ダ・ヴィンチ自身の習作や下絵から、ほぼ全体の構成を復元可能だとか。

また、色も、今は日本のどこかに死蔵されているという、模写の写しから予想できるとのこと。



それらを元に、セラチーニ博士による研究成果が大々的に放映されるのかと思ったら・・・。
あちゃあ、勝手にCG映像化して公開かよ!><
あのね、世の中には仁義ってものがあるんだから、人の研究成果横取りして先行公開するなよ!って思いましたね。

で、この「アンギアリの戦い」は「モナリザ」と同時期に描かれた作品だそうで、ダ・ヴィンチが生涯かけて描いた究極の母性「マリア」像と、この凄絶な「アンギアリの戦い」を対比しての感想がいただけない。

「ダ・ヴィンチは崇高な母性と悲惨な戦争を同時に描く事で、両者をより際だたせていたんですね。
戦争って悲惨ですね。いけないですね」


おいおい、天才ダ・ヴィンチが、たったそれだけの理由でこの2作品を描いたとお思いか?
てゆうかそれ、イデオロギーw
しょせんはTV、世界の至宝を前にして出てくるコメントがそれかいorz

ダ・ヴィンチの徹底した探究心と美学はそんなもんじゃない。
聖なる母性も、凄惨な戦争の実相も、ダ・ヴィンチの美の前には等価だったとは思わないのかな?
エロスとタナトスは両立するものだし、同じ人間の中にアガペーもある。
どれが良くてどれが悪いというものではなくて、それらを包括する人間の存在そのものを、ダ・ヴィンチは見据えていたと思います。

なんにせよ、この番組は総体的に面白かったし、TVの限界はあったにせよ、見る価値はあったと思います。
あとは、7月~8月のセラチーニ博士の正式な研究成果の発表を楽しみに待ちたいですね^^
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