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「SPACEBATTLESHIP ヤマト」観て来ました。

2010.12.01.Wed.22:46
「SPACEBATTLESHIP ヤマト」、初日の初回上映で観て来ました。



まず素直な感想として出てきたのは、「きっちりとヤマトじゃん!」
大外しはしていません。
話の印象はその昔の朝日ソノラマ刊石津嵐版ヤマトに近いかな。

昔ほどのワクワクや高揚感はないけど、まぎれもなくヤマトだし、まじめに作られた、一定のクオリティに達したSF映画でした。
これから観に行く方には、期待しすぎてはいけないけど、忌み嫌うほどのものではないよ、と言えます。

オリジナリティは二の次。
実写でヤマトを観たい、実写でヤマトを作る。
ただ愚直にそれだけにこだわった。

そこに好感がもてるし評価ができる。そんな映画でした。

以下、ネタバレもあるので注意。
キムタクはどう演じてもキムタクでしかないし、黒木メイサもまた同様。
これは、仕方がないことだと思う。
どんな映画にせよ、日本の映画の一番の弱点はまさにそこなんだから。
実力のあるアクターが顔が売れているのは当然のこと。
そこに否定的な意見を持つなら、日本映画なんて観れやしない。
キムタクに実力があるかどうかはこの際、関係ない。
アドリブかどうか知らないけど、台詞の端々で小声でごちゃごちゃ言うのはいただけないけどね。

そういった点を除けば、まがい物でもなんでもない、正調ヤマトだったと言っていいのではないでしょうか。

何よりも英断だったのは音楽です。
オリジナルを編曲した曲を使い、新しい要素を盛り込もうとしていない。
そこが、一番評価に値します。
パンフで音楽の佐藤直紀氏がコメントされています。
「ヤマトの画に僕の作曲した新メインテーマ音楽が流れたらどんなに最高だろう。でも最高な気分なのはきっと僕だけ」
音楽家としては悔しいでしょう。面白くなかったでしょう。
でも、解っていらっしゃる。
みんな、あの音楽だからこそヤマトの世界に没入できるのだ、と。

復活編で一番の失敗は、後半にヤマトとは関係のないクラシックを使っていたことでした。
良くも悪くも、故西崎氏は自己主張が強すぎでした。
思えば、オリジナルであることにこだわった結果の失敗だった。
こと音楽に関しては、ヤマトは十分に過去の資産だけでやっていける。
そう思います。

沖田艦長の「ヤマト、発進せよ!」が「ヤマト、発進!」に差し替えられていたのはいい判断でした。
随所にオリジナルヤマトの名セリフがあるのはナイス脚本!
心配された高島佐渡先生だけど、ちゃんと一升瓶抱えているしミーくんも抱いていたので女性でも許す!
酒を飲むシーンもあるでよ!
西田徳川機関長、いい味出してるけど死ぬとき目をつぶっちゃいかん!

賛否両論あるだろうけど、自分的にうまく処理したな、と思ったのはデスラーとスターシャ。
彼らは人間ではなく、不定形の集合自我の生命体。
両者とも同じものであり、二重人格のように分裂した意識のようなものといった関係でした。
「ヤマトの諸君」との語りかけは斉藤役の俳優と黒木メイサなのですが。
かれらの台詞に、それぞれ伊武雅刀と上田みゆきの声がかぶさります。
これはうまい!
デスラーであれ、スターシャであれ、生身の人間で演じられる役柄ではありません。
かといってCGでもなく、憑依という形でオリジナルの声優を配したのはうまい処理だなー、と思わせられました。
黒木スターシャはエフェクトで神々しい雰囲気を演出していましたし、オリジナルヤマトでは森雪はスターシャやサーシャに似ているということになっていたことを考えれば、とても納得がいきます。
デスラーに至っては、最後にちゃんとデスラーの形ででてきますからねー。

あと、最初の「無限にひろがる大宇宙・・・」のナレーションはささきいさおだし、アナライザーは緒方賢一さんでした。

欲を言えば、藤堂平九郎は伊武雅刀本人が演じても良かったかも、と思います。
オリジナルヤマトでもダブルキャストでしたからねw

スティーブン・タイラーの曲ははっきり言って無駄。
だれも聞いていないんじゃないかな。
ささきいさおのオリジナルでどどーん!と終わったほうがスカっとした気分だったと思います。

エンドタイトルといえば・・・原作 西崎義展 と入っていましたね。
松本零士入ってなくていいのかいな?
ま、そこはTBS側の大人の事情ってやつなんでしょうね~^^;

じつは前売り券買っていたのだけど、今回はファーストディと言うことで1000円だったため、使いませんでした。
そういうわけで、もう一回観に行くことは決定事項です。

12/5追記
本日、バンダイ1/500 宇宙戦艦ヤマトと、SBヤマトサウンドトラックが届きました。

SB_yamato01.jpg
SB_yamato02.jpg

1/500ヤマトは思い切って2個買いですw
気になる波動砲まわりは、あっと驚きの一発抜き。すげえ。
とは言え、ブっちゃんいらんこと指摘したもんだから、ちょっとみっともないことに。
初版が良く売れて、再販があったら改修してほしいところです。
コメント
観てきました
miluraさん、こんにちは。ご無沙汰しております。

私も本日観て参りました。
確かに、封切り前に世間で言われていたほど酷い出来ではありませんでしたね。

まず、映像に関しては十分なレベルだったというのは、私も同意です。
日本の映像技術も、こうして侮れないレベルに達しているのを目の当たりにすると、CGを趣味としている人間としてはやはり素直に嬉しいです。

ただ、やはりというか、原作があれだけの壮大な物語であると、二時間半程度の尺に圧縮するのはキツいなーと思って観ていました。
人物描写が薄くなった分を、役者個人の個性に置き換える事を受け入れられる人ならば、楽しめる作品かなと思いますね。

でも、逆に原作を殆ど知らない人が観ると、好意的な思い出補正がかからない分、かなりキツいんじゃないかと感じています。

あと、予想していた事ですがやはり自分にとっては人死にが多すぎでした。
その割にラストがスティーブン・タイラーの曲なんで、あまりカタルシスを感じられなかったのは、個人的に一番残念な部分でしたね。

故西崎氏が関わったヤマトはここで終わりという事のようですが、個人的にはヤマト自体が終わりとは思いたくないですね。
むしろ、頑なだった彼の価値観から切り離され、新たな方向性に向かって船出するヤマトを一ファンとして待ちたい。

そういう感想を抱いた映画でした。
なんだか自分の言いたい事ばかりでどうも済みません。
ヤマトに関する思い入れの深い方って、自分の回りだとmilura
さんが一番なので、つい饒舌になってしまいました。
それでは、今日はこの辺で失礼致します。
Re: 観てきました
Feldenさん>
さっそく観て来られたのですね。
CG、脚本とも、文句をつけるところはなく、これなら「良し」と言えますね。
CR宇宙戦艦ヤマトというベンチマークがあり、そのクオリティには引けをとらない出来でした。

人死には、「さらば~」とくっ付けた時点で避けられない展開だったと思います。
先日見直したのですが、ヤマト2がどう考えても竜頭蛇尾の幕切れでしたからね。

西崎氏の他界でヤマトは終わりですが、力量のある人であれば「俺ヤマト」を新たに作っていくのもありかな?と思います。
といいますか、ガンダムは富野ヤマトであり、銀英伝、星界など、形を変えたヤマトなのではないかなーとも思えます。
アニメでヤマトがひとつの里程標を築いたように、実写でもVFXの面で里程標となってくれることを望みます。

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