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オペレーション・アーク

2010.02.28.Sun.19:19
2月中は忙しいとかいいつつも、気が付いたらそれなりに読書してましたw

V4_OpArk01.jpg

マイク・シェパード「新任少尉、出撃!」
ディヴィット・ウェーバー「オペレーション・アーク1~3」

どちらも、ミリタリーSFというカテゴリに入れられる内容です。

宇宙戦艦ヤマト復活編を観たあと、ヤマトを私家版ノベライズしてみようかと思い立ったものの、途中でどうにも筆がすすまなくなったため、宇宙ものSFを読んで宇宙艦隊戦の雰囲気をつかもうと思ったのでした。
「新任少尉、出撃!」
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マイク・シェパード

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クリス・ロングナイフという女性少尉の活躍を描いたもので、「銀河辺境シリーズ」のジョン・グライムズの女性版とでも言った趣でしょうか。
冒頭での人質解放の為の降下作戦で機動歩兵のモンキー野郎どもを率いて作戦を成功に導き、中盤の辺境惑星での治安維持任務を経て、最後の宇宙艦隊戦で大活躍するものの、思い描いていた宇宙艦隊戦には程遠い。
とはいえ、クリスのキャラ造形は魅力的で、原著ではすでに7冊まで刊行ずみとあって、今後のシリーズ展開が楽しみな一冊でした。

「オペレーション・アーク」
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デイヴィッド ウェーバー

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冒頭、人類が謎の異星人との全面戦争に陥り、問答無用の殲滅に瀕します。おお!これだよこれ!宇宙艦隊戦だよ!
主人公の女性士官ニミュエ・アルバンは艦隊は最期の人類最後の希望、惑星セーフホールドを目指す移民船団を逃がすべく、囮となって最後の戦いに赴いた。・・・あれ?

舞台はいきなりセーフホールドという殖民惑星に固定されます。
異星人は一定の文化水準に達した文明に対して殲滅を行う習性を持っている。
このままでは全滅を免れないことを悟った人類は、セーフホールドにおいて人工的に中世ヨーロッパの時代にまで文化水準を後退させ、捲土重来を期す-これが「オペレーション・アーク」と言うわけです。
冷凍睡眠状態で「セーフホールド」に運ばれた人類は、神掲教会という人工の宗教によって統べられ、植民政府上層部は架空の神に仕える大天使として君臨します。
やがて、総督ラングホーンは捲土重来の本来目的を忘れ、人類を中世の暗黒時代に押し留めようとする。これに反発して本来の「オペレーション・アーク」に立ち返ろうとする、軍のペイ・カユゥン、シャンウェイの勢力はついにラングホーンに敗れてしまう。

それから800年。
ペイ・カユゥンによって仮想人格として保存されていたニミュエ・アルバンは工擬体を得て蘇り、ラングホーンの勢力によって暗黒時代の続く人類文明に進化を促すべく戦いを開始する!

・・・はあ、長げえ。
結局のところ、期待していた宇宙艦隊戦は冒頭だけで、あとはファンタジーとも歴史ものともつかない展開をしていくわけですが、男性擬体を操り聖人マーリンとしてチャリス王国に入り込んだニミュエはテクノロジーを小出しに開示し、腐敗した神殿支配を打破すべく暗躍します。「新機軸」によって力を蓄えていくチャリス王国に対して懸念を抱いた神殿側は、チャリスを殲滅すべく支配下の各国による連合艦隊を編成して攻めて来る。
迎え撃つチャリス王国の運命や、いかに!
てなお話でした。

なんというか・・・ニミュエによってもたらされるテクノロジーですが、なんだか「ずるいよなあ」という感じが付きまといます。
第3巻では海をまたにかけた大海戦が繰り広げられる訳ですが、片や接舷しての肉弾戦を旨とするガレー船に、片や速射砲による中距離攻撃を旨とするがレオン船。
作者の筆致が上手いので最後まで読まされてしまいますが、予定調和でなんだかなあ、という気がします。
面白いのは面白いんだけど、うーん、釈然としない。

一番なんだかなあ、と思わせられたのは、若い女性であるニミュエが、わざわざいいオッサンのマーリンとなっているところでしょうか。
王子と親友になったマーリンがあけっぴろげな王子の裸体を見て・・・と言うくだりはクスリとさせられますが、全編登場人物が男ばかりで、映像的に華がない。
自分的には、ニミュエは本来の姿のままで、王子に求愛されて云々といったエピソードとかがあったほうが面白いと思うんですがね。
なぜかニミュエは剣道の素養があり、戦いに際しては刀と脇差を振り回すのですが、やはりここは、女性だったほうが映像的にも面白いはず。

しかしまあ、物語は今後時代を経て、異星人との決着までいくはずですから、ニミュエ本体の活躍もあるでしょう。
それを楽しみに、このシリーズも読み継ぎたいと思います。

宇宙艦隊ものを読みたいと思い、2編まで読んでみごとに裏切られたのですが・・・。
めげずに今度はこちらに手を出そうと思います。

ジャック・キャンベル「彷徨える艦隊」
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こちらは主人公が艦隊司令官ですし、正真正銘「宇宙艦隊」ものっぽいです。
とりあえず第2巻まで買ってみましたので、大いに期待したいところですw

えーと、「宇宙戦艦ヤマト復活編」を書くという本来の目的はどこへやら・・・ま、いいかw
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